可視部分をコピーというのは、見えている部分を全部コピーするということです。

コピー機能とほぼ同じですが、可視部分で見えているレイヤー全てをコピーし、クリップボードに貼り付けることができます。

可視部分をコピーを理解する

可視部分という言葉は普段なかなか聞くことはありませんが、何枚レイヤーを使ったところで、イメージウインドウ上に表示される目に見える画像は一枚であり、その表示されている画像をコピーするということです。

 

可視部分をコピーを図解で説明します。

2012-04-23_15431711

四枚のレイヤーにより、左のイメージウインドウ上に一つの画像が出来上がっています。

 

 

この四枚のレイヤーは、全て表示状態になっているのが解ります。

可視部分をコピーするというのは、この表示状態になっているレイヤー全てをコピーするということです。

2012-04-23_1543505

 

表示・非表示は左の画像の「2012-04-19_155228_thumb1」のマークをクリックすることで入れ替えることができます。

関連ページ:レイヤーの表示・非表示

 

 

icon-check01  この状態で、可視部分をコピーすることにより、クリックボードに全てのレイヤーが表示されているイメーウインドウと同じ画像がコピーされます。

 

可視部分をコピーする方法

  • イメージウインドウ上部メニュー ⇒編集 ⇒可視部分をコピー
  • イメージウインドウ上で右クリック ⇒編集 ⇒可視部分をコピー
  • ショートカットキー:「Shift」+「Ctrl」+「C」

上記の方法で可視部分をコピーすることができます。

どの方法も手順が違うだけで同じ効果です。

 

注意点

クリップボードにコピーされた画像は、その時点で、各レイヤーの情報を失います。

つまり…

2012-04-23_15431712

  1. のレイヤーでは不透明度を変えている
  2. フィルタ効果を使っている
  3. 色のコントラストを変えている
  4. 特になし

 

icon-check08  このように、各レイヤーにそれぞれ効果をつけていたとしても、可視部分をコピーし、クリックボードに一枚の画像として表示された時には、その効果を合成した一枚の画像になります。

 

余談ですが「.xcf」でレイヤー事に保存されている状態と、「.jpg」「.png」など、保存された段階で一枚の画像になる状態と似ていますね。

スポンサードリンク

記事が気に入ったらシェアお願いします