GIMPの使い方

モードの選択・効果の使い方

モードの使い方

GIMPの「モード」は各レイヤーに様々な”効果”を付けることができる機能です。

GIMPでは、各レイヤーにモードを変更でき、組み合わせることで完成する絵が際立たせることができます。

モードの種類は21種類あり、その効果を使い分けるのは大変ですが、よく使うものから順に繰り返し使っていくと、自然と覚えていきます。モードを極めていくと、普通の画像が何倍も際立つので、画像加工力を高めたい方、クオリティの高い画像加工をしたい方は是非覚えましょう。

基本的には複数のレイヤーを重ねて効果を表します。

例:基本の画像(モード:通常) 上に複製レイヤー(モード:スクリーン)など

 

モードの説明とサンプル画像

通常:
なんにも効果をつけない普通の状態です。透明化処理を行う場合、下のレイヤーが透けます
ディザ合成:(不透明度50%)

ノイズをかけて下のレイヤーを透かします。

ディザ合成は不透明度の上下によりかかる度合いが変化します

乗算:
画像同士の暗い部分を掛け合わせるモードです。

完全な黒は黒で、逆に白は全く画像を変化させません。

全体的に暗い画像になります。

除算:
画像を明るくし、色合いを変化させます。

白っぽい画像になります。

スクリーン:
画像の明るい部分を足し合わせるモードです。

完全な白はそのまま白で、黒は全く変化させません。暗い色は透明になります

オーバーレイ:
明るい部分をさらに明るく、暗い部分はさらに暗くするモードです。オーバーレイを使用する際は、すぐ下のレイヤーを基準にするので下のレイヤーが強くでます。
覆い焼き:

画像の明るさを強調するモードです。
画像の色により、明るさが変化します。

焼き込み:
画像の明るさを強調するモードです。
使用されている色により、暗さが変化します。

覆い焼きの逆のような感じです。

ハードライト:

明るい部分を更に明るく、暗い部分は更に暗くするモードです。上に置かれているレイヤーを基準にするので、上のレイヤーが強くでます。

ソフトライト:
明るい部分はさらに明るく、暗い部分はさらに暗くするモードです。ハードライトよりは弱く、オーバーレイに似た効果になります。
微粒取り出し:
画像が暗くなりますが 色の鮮やかさを上げます。色合いも大きく変化します。

微粒結合:
画像が暗くなりますが、色の鮮やかさも下げ色合いも変化します。

差の絶対値:

合成する画像の明るさの差をもとに色合いを変化させます。
白を重ねると完全な色の反転に、黒は影響を与えません。

加算:
画像の明るさと色を足し合わせるモードです。

全体的に明るい色を強く出す効果があります。

減算:
画像の明るさと色を減らすモード。

全体的に暗い色を強く出す効果があります。

比較(暗):

重ねたレイヤーを部分ごとに比較し、より暗いほうを適応します。全体的に暗いイメージになります。

比較(明):

重ねたレイヤーを部分ごとに比較し、より明るいほうを適応します。全体的に明るいイメージになります。

 

色相:
色合いは上のレイヤーに、明るさと鮮やかさは下のレイヤーに合わせて合成します。
彩度:
色の鮮やかさを上のレイヤーに、明るさは下のレイヤーに合わせて合成します。

色:
色合いと色の鮮やかさを上のレイヤーに、明るさは下のレイヤーに合わせて合成します。

明度:
明るさを上のレイヤーに、色合いと鮮やかさは下のレイヤーに合わせて合成します。