GIMPの使い方

色域の選択の使い方

色域選択ツールは、画像から類似色の範囲を選択する場合に使います。

ファジー選択とよく似ていますが、色域での選択には境界線がありません。

色域選択を使いこなす

色域選択とは、離れている類似色の範囲まで指定したい場合に使います。

 

色域選択はファジー選択とよく似ている効果のため、違いが解っていないまま使っている方も多いです。

色域選択の特性を知ると、ファジー選択との使い分けができ、いっそう画像加工操作が上達します。

 

色域選択の使い方と特性

下記画像の赤い箇所をどこでも良いので、クリックすると、画像全体の赤い箇所全てが選択範囲になりました。塗りつぶすと右の画像のようになります。

逆に、背景の白い箇所をどこでも良いので選択します。すると、白い箇所全てが選択されます。

こちらのサンプル画像では、シンプルな画像で二色しか使われていないので解りやすいですが、もっと複雑な画像、レイヤーを重ねて色が離れ離れになった時など、色域選択を使うと便利です。

 

ファジー選択との違い

ファジー選択との機能が似ているため、勘違いされやすい色域選択ですが、上記の画像をファジー選択でおこなうとなると、モードで「選択範囲を加える」状態にし、三ケ所をクリックする必要があります。

これはファジー選択の特性上、区切りを超えることができないからです。

※区切りを超えないのは勝手が良い面も悪い面もありますが、この場合は悪い面にあたります。

さらに細かい画像や指定の数が多くなると、ファジー選択では同じような選択ができないでしょう。

色域選択なら、クリック一つで可能です。

 

色域選択のツールオプション

ファジー選択と全く同じ項目、効果です。

ファジー選択と色域選択のツールオプションを参考にされてください。