レイヤーや選択範囲やパスなどのscaling拡大・縮小をおこなうツールです。

拡大・縮小を使いこなす

scaling拡大・縮小ツールでは画像(レイヤー)、選択範囲、パスなどの大きさを自由に変更するこができます。

拡大・縮小ツールの使い方

  • イメージウインドウ上部メニュー ⇒ツール ⇒変換ツール ⇒scaling拡大・縮小
  • イメージウインドウ上で右クリック ⇒変換ツール ⇒scaling拡大・縮小
  • ショートカットキー:「Shift」+「T」

GIMPでは非常に簡単に拡大・縮小がおこなえます。感覚で操作できるほど簡単になっています。

 

元の画像(レイヤー・選択範囲・パスなど)をクリックし、表示された八方の四角を引っ張ります。

2012-05-02_1456394

 

上下に引っ張れば上下だけ伸び縮みし、左右に引っ張れば左右にだけ伸び縮みします。

斜めをひっぱると、上下左右どちらとも伸び縮みするので、この効果をつかって、拡大・縮小をおこないます。

 

拡大と縮小の確認

元の画像 拡大中… 拡大後の画像
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元の画像 縮小中… 縮小後の画像
2012-05-02_13192515 2012-05-02_1455479 2012-05-02_1455598

 

なお拡大・縮小ツールを使用するときは、拡大・縮小のダイアログ画面が開かれます。

ここに数字を入力しても拡大縮小を行えます。

単位の変更や鎖の有効/無効の設定もできます。

参考ページ:単位…単位の編集 鎖(くさり)…新しく画像を作成する(中程)

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鎖に関しては、幅、高さの設定やレイヤー同士を結ぶときなどいろんな箇所で出てきますので覚えておきましょう。

使い方も多少異なるので、それぞれ覚えておくと良いでしょう。

 

拡大・縮小では、幅、高さどちらか片方を増減すると、もう片方も一緒に増減するという比例の役割を果たします。

拡大・縮小を設定後、拡大縮小ボタンをクリックし、画像が反映されます。

 

拡大時の注意点

上記の拡大のサンプル画像を見ていただけると解ると思いますが、拡大後の画像がキャンバスサイズからはみ出た場合は、はみ出した箇所は表示されません。

厳密に言うと、そこに存在はしているのですが、キャンバスサイズの枠外ということで見えていない扱いになります。

また、GIMPはペイント系ソフトになりますので、拡大の度合いによっては画像の荒が目立ちます。

ペイント系ソフトについてはこちらをご覧ください。⇒GIMPはペイント系ソフト

拡大・縮小のテクニック

テクニックというほどのものではありませんが、知っておくと便利です。

画像の移動

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拡大・縮小ツールで対象を選択すると周りを八つの四角が囲みます。

中央には円がありますが、円を操作することで画像の移動が可能です。

ドラッグして持ち運びましょう。

 

拡大・縮小時には画像のサイズが変更するので見え方が異なってきます。移動して調整しましょう。

 

縦横の比率を合わせる

拡大・縮小を選択時に「ctrl」キーを押しながら拡大・縮小すると、縦と横の比率を維持したまま拡大・縮小かけることができます。

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拡大・縮小のツールオプション

GIMPの変換ツールでは、共通項目が多いため、変換ツールの共通オプションは別ページで解説しております。回転や剪断変形ツールなども同じ項目がありますので、共通している項目は上記リンクをご覧ください。

 

拡大・縮小のツールオプションでは、「縦横比の維持」の有効/無効だけが特化しています。

これは上記に書いてある縦横の比率を合わせると同じことです。

「Ctrl」キーを押しながらおこなうか、こちらの項目を有効/無効にするかだけの違いです。

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