fuzzy-choiceファジー選択とは、同系色を元に選択範囲を指定するツールです。

ファジー選択を使いこなす

ファジー選択は、背景を指定する時や、ある一片を選択範囲に指定するときに使います。

  • ツールボックスより、fuzzy-choiceファジー選択ツールを選択
  • イメージウインドウ上部メニュー ⇒ツール ⇒選択ツール ⇒ファジー選択
  • ショートカットキー:「U」

ファジー選択の基本

使い方は選択範囲にしたい箇所(面)をファジー選択ツールでクリックします。

すると、クリックした箇所の同系色を元に、その面を選択範囲に指定します。

矢印の箇所を指定すると、右の画像のような選択範囲になります。

※黒い部分が選択範囲です。

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輪郭がハッキリした画像を選択する際に非常に便利です。

 

なお、内側を指定するとこのようになります。

2012-04-27_13291652012-04-27_1329326

内側の白い部分を指定すると、周りが赤い線で囲まれているため、外側まで範囲が及びません。

つまり、中だけ選択範囲になるということです。このように、選択範囲にしたい箇所の同系色を元に選択範囲を広げますが、区切られていると、同系色であろうと指定されません。

 

赤い箇所を選択するとこのようになります。

2012-04-27_13411152012-04-27_1341226

 

 

ファジー選択の応用

基本的な使い方は上記の通りですが、上記の通りシンプルな画像だったら、基本的な使い方で大丈夫ですが、色をたくさんつかった画像(写真)や、複雑に絡み合った画像(写真)では、指定するのが難しいです。

そんな時にファジー選択のツールオプション機能、しきい値を設定しましょう。

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たとえば、こちらの写真から、背景を選択したいが、中の画像(くらげ)には選択範囲を及ぼしたくない場合は、しきい値を増やします。

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背景色が入り混じっているので範囲指定が難しい…

 

 

 

しきい値15(デフォルト)の場合、かかる選択範囲が小さくなります。

※同系色を元に判断するため、しきい値の値が低いと、それだけ色の指定も小さくなります。

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上の画像では、しきい値の値を変えただけで、選択の範囲がひろがりました。

しきい値はファジー選択をかけた場所や、色により変化するので、どのくらいの値がどういう効果になるという答えはありません。自分の手で調整していってください。

 

しきい値の上下により、つながっている(区切られていない)箇所を選択するとその範囲に選択範囲が設定されます。

しきい値はファジー選択だけでなく、他の選択方法でもよく使うので覚えておきましょう。

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