scissors電脳はさみは、free-choice自由選択やpassパスツールのような機能をもった選択ツールです。

電脳はさみを使いこなす

電脳はさみは、境界がハッキリしたものを範囲指定するのに適しています。

その一番の特徴は、自動で境界を探り、調整してくれる機能です。

こちらの画像を例に使い方を説明します。

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~電脳はさみの使い方~
ツールボックスよりscissors電脳はさみを選択します

ショートカットキー:「I」

 

電脳はさみの基本

電脳はさみツールを選択後、選択したい画像の縁(境界線)をクリックしていきます。

すると、ノード呼ばれる点がいくつも出てきます。ノードとノードは一つ一つ結ばれていきます。

 

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この点がノードです。

ノードは、ポイントやアンカーなどいろいろな呼び名があります。

 

 

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このようにぐる~っと周りを囲みます。

電脳はさみの良さは、縁(境界線)を自動計算してくれるので、だいたいの範囲をクリックするだけで、縁に沿ったノードを置くことができます。

※ただし注意があります。下記をご覧ください。

 

 

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注意の前に、先に完成させてしまいましょう。

ぐるりと周回させると、選択範囲にしたい箇所を囲めていると思います。

 

 

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この状態で、画像の中でクリックすると選択範囲を指定することができます。

※因みにノードは動かして調整することができます。

 

電脳はさみの変化

円の中を見てください。電脳はさみ右上の画像が変化しているのが解ります。

2012-04-28_1040244 ~点線で円の形になっている~

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「この範囲を選択範囲にできますよ」の意味です。
クリックして選択範囲にします~円に斜め線がかかっている~

 

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「操作ができませんの意味です」~「-」になっている~

「選択範囲から引く」の意味です

 

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「ctrl」を押すと選択範囲から引くに変わります~「+」になっている~

「選択範囲を追加する」の意味です。

 

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「Shift」を押すと選択範囲を追加します~「∩」になっている~

「選択範囲の交わり」を選択範囲にするの意味です
「Shift」+「Ctrl」で変化します

電脳はさみも選択ツールの一種ですので、モードの変更などは変わりません。

モードというのは上記で書いた、選択の指定方法の変化のことです。

「選択ツール」に共通している項目は別ページで書いていますので、そちらを参照してください。

選択ツールの共通オプション

なお、モードの詳しい解説は、矩形選択の使い方をご覧ください。

電脳はさみの特性と注意点

電脳はさみの一番の利点は、自動計算で選択範囲を指定してくれるところですが、使ってみると面白く便利とは感じますが、どうにも使い勝手が微妙です。

というのも、選択範囲の指定が甘いというのと、パスツールの方が使い勝手が良いと思えるからです。ここらへんは人それぞれなので、電脳はさみの方が良いという方もいるでしょうが、使い慣れていないからか勝手悪かったです。

「ちなみにこのページ用に改めて使ってみた」程度で、パスツールや他の選択ツールを使っていると、ほとんど使っていないのが実情です。まったく陽の目を浴びていません(笑)

誰か良い使い方があったら是非教えてくださいませ。

 

こんな感じですが、特性と注意点をまとめてみます。

特性:電脳はさみは自動計算してくれるので範囲指定が楽(便利)

 

 選択範囲が整うまでは、決定で、選択範囲を決めない。一度選択範囲を指定してしまうとやり直しがききません。「元に戻す」をしようすると、選択はさみを使う前の操作に戻されます。

 選択範囲中に、他のツールを選択しまうと、それまで選択範囲に指定していたノードが消えます。(※選択範囲をパスに変換することで、パスツールから作業を続行はできます)

 選択範囲が甘い。これは一重に電脳はさみが悪いわけではありませんが、きちんとした選択範囲をしていするには、ノードをたくさんとる必要があり、時には自動計算で指定してくれた範囲を、自分で指定しなおす必要があります。

電脳はさみのツールオプション

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電脳はさみも選択ツールですので、選択ツールに共通する

「モード・アンチエイリアス・境界をぼかす」に関しては割愛させていただきます。詳しくは⇒ 選択ツールの共通オプションをご覧ください

 

 

電脳はさみ特有の「インタラクティブに境界を表示」について、説明します。

インタラクティブに境界を表示とは、電脳はさみ使用中に、ノードを編集(移動)することがありますが、その時に編集(移動)中の境界を再描画するかどうか?ということです。

レ点により、有効/無効を設定できます。

有効の場合、ノードを移動する最中に、も選択範囲の教会が再描画されます(表示されます)

無効の場合、ノードをドラッグしている間、ノードの移動前の位置から、現在のノードの位置までの直線が引かれるのみです。

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